「家賃の支払いを待てって?…じゃあその代わりに…」麻友子は悔しさをかみ殺して大家に体を許した。母子家庭のギリギリの生活の中で息子の達也に惨めな思いをさせないためにはこうするしかなかった。だが達也は母の不幸な顔を見るのがたまらなかった。大家を押しのけた達也は衝動的に麻友子を抱きしめ、麻友子は戸惑いながらも我が子の愛を受け入れた。「変態親子め!」吐き捨てる大家には目もくれず二人はなにもかも捨てて激しく求め合う。